ついに始まったデンマークでの妊婦健診。まずは予約したGP(担当医)の元へ。
妊娠・出産に関して無知すぎたので、せめてもの思いで少しだけ日本での検診等を調べた状態で向かいました。が、序盤から異なることが多くてびっくり。
GPでの検診(1回目/2回目)
<W6> 血液検査 (15min.)
まず最初の検診は言われていた通りの血液検査。とはいえ、色々あるのかと思いきや本当に血液検査+ちょっとお話といった感じ。
最初のエコーでの確認はWeek 12頃で、ましてや検査薬での妊娠チェックみたいなこともなし・・
自己申告後「Congratulations!」のお言葉を頂き、血液検査と今後の説明が少しありました。
あまりにも呆気なく終わってしまったので、「日本だとこのタイミングで子宮外妊娠でないかの検診があるみたいなんだけど・・」と伝えたところ、「子宮外妊娠になる確率は低いからデンマークでの通常の検診には組み込まれていないよ!」とのこと。
もし気になるなら〜とプライベートクリニックでエコーのチェックをしてもらえることを教えてもらいました。(おそらくだけど、血液検査で異常(子宮外妊娠の可能性とか)があればさすがに言われるはず!)
<W8> Paperwork (30min.)
ここでは血圧測定や体重測定に加え、これまでの病歴などについてのヒアリングがあり。今後のスケジュール感も詳しく教えてもらえました。もちろんここでもエコーはなし!
ちなみに体重測定はこれで最後。日本のようにチクチクと言われることはないようです笑
前回検診時のもあわせて、もらった資料は3つ。
- 母子手帳という名の紙切れ2枚(+黄色の封筒)
- 妊娠中に気をつけるべきことが記載されているパンフレット(デンマーク語版と英語版あり)
- 妊娠12週目あたりで行われる染色体異常に関する検査の説明紙

妊娠中に気をつけること<Denmark ver.>
GPでの面談やもらった資料に記載があった「妊娠中はここに注意!<Denmark ver.>」です。
食事について
基本的にはなんでもバランスよく食べましょう!という感じ。妊娠中の禁忌としては、
- お酒やタバコ
- 大型魚(水銀注意)やスモークサーモンは避けましょう。
- コーヒー/紅茶/コーラは1日3杯以上飲まないように。
とここら辺は日本と同じような感じ。
その他デンマーク特有のものとしては、
- ジンジャーショット禁止(みんな風邪ひかないように飲んでいる)
- リコリス禁止(おやつとしてよく使用されている薬草)
- 缶に入っているものは避けよう(EU圏内ではよくあるかも?)
がありました。
また、新鮮な生魚は積極的に食べて!といった記載も。デンマークでは生魚は一度冷凍してから提供する決まりがあり、新鮮なものなら積極的に食べてほしいとのこと。ちょっと心配だけど、最近は日本でもそのように変わってきているとか・・?
ちなみにスーパーではこれらのマークがついているものを購入することを勧められました。
サプリについて
- Folic Acid(葉酸)を400μg <12週目まで>
- Vitamin Dを10μg <妊娠中>
- Iron(鉄)を40-50mg <10週目から>
- Calciumを500mg <妊娠中>
カルシウムに関しては牛乳やヨーグルト等を摂取していれば飲まなくていいよ〜とのこと。
サプリに関しては正直毎日は飲めていないけど・・ちゃんと従っています。
運動について
これはけっこう大きな違い??
デンマークでは体力づくりや健康のために、”息が切れるくらいの運動を1日30分以上”することが勧められます。ヨガとかサイクリングとか水泳とか。自転車大国のデンマークでは臨月まで自転車もOK!
日本人の身体でも耐えられるの?本当にやっても大丈夫?と多少の不信感を抱きながらも、今のところ2-3回ハアハア言うくらいの運動を続けています。(だいぶ控えめ・・)
プライベートクリニックでのエコー
実は元々妊娠6週目くらいに旅行の予定を入れていたので、子宮外妊娠でないことを確認してもらうためにプライベートクリニックでのエコーの予約を入れました。
デンマークでの元々のプログラムでは12週までエコーがないので、ここでは料金がかかります。大体1回1万円弱ほど。私はなんだかんだ追加で3回も通ってしまいました。
染色体異常に関する検査(血液検査+エコー)
13, 18, 21トリソミーに関する検査あり。
血中hcg値や首の後ろのむくみ等のチェックを組み合わせて確立を出す方法でした。
エコーの1週間ほど前に血液検査を行い、エコーでの検査(30-45min.)当日にその場で結果が出ます。
エコー中はお医者さんが集中するためになるべく静かにしていなければならず、帯同者も一人まで。何を調べられているのかよく分からない中、夫とコソコソ話をしながら待つこと30分程。最後はエコー画面の写真を撮らせてくれました。決して写真を印刷してもらえるわけではないです・・
エコー検査を終えると、お医者さんは「計算してくるね〜」と席を外し、その後「◯分の△の確率でした〜」と口頭で伝えられてお終い。これまたカジュアルな感じ笑
ここでも何かあれば羊水検査等を紹介してくれるらしい。
Research projectへの参加
ちょうどこれくらいの時期、あるプロジェクトに参加しませんか?とのメールがありました。年齢やら何やら対象に当てはまったらしく。
内容としては不妊治療に関する研究のようで、卵子凍結をした人と自然妊娠した人とで妊娠の経過を比較するといったもの。デンマークでは10%程の方が不妊治療をされているらしい。不妊治療や卵子凍結については詳しくないが、夫と相談後この国で何か役に立てることがあるならと思い、参加することに。
3回の血液検査とエコー(W34)が1回追加、産後の子供の成長具合のチェックもあり。
揚々と参加を決めたものの、実は採血が大の苦手。笑
しかも毎回9本分くらいの血が抜かれる・・ここまでくるともう”特技:採血”になってきたような気もするが、未だに毎回ドキドキしながら採血へ向かっています。
妊娠初期の検査は大体このような感じ。助産師さんとの面談も中期から。このような感じで12週までエコーがないと、お腹の中に本当に赤ちゃんがいるのか心配になりそうなので、プライベートクリニックでチェックすることをお勧めします・・!
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