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#02 デンマークのビザ取得手順

前回の”海外駐在準備”記事に続き、今回は最重要項目”ビザの取得“についての色々を書いていきます!

目次

ビザ取得の手順

そもそもですが…

デンマークは日本とシェンゲン協定を結んでいるため、日本国籍の方は90日以内の観光や出張などの目的のためであれば、ビザは不要です。(180日間のうちの90日以内)

※2025年より”ETIAS”の導入予定あり。最新情報はご確認ください!

ただし91日以上の長期滞在の場合はビザが必要となるため、ここからはビザの発行について準備したことをお伝えします。

<ビザ発行までの手順>

①ビザの種類を確認

②ビザ発行に必要な書類を準備

③VFSビザ申請センターでの生体認証登録

ビザの種類を確認

今回夫と私のビザが必要となるわけですが、

  • 夫は”Work and Residence Permit for Pay Limit Scheme
  • 私は”Accompanying family member“としての申請準備が必要でした。

我々の場合、基本的には専門業者さんに書類を送付して手続きを行いましたが、ご自身で申請が必要な場合はNew to Denmarkというサイトの「You want to apply」から確認と申請が可能です。

ビザ発行に必要な書類

↓夫の”Work and Residence Permit”の申請に必要だったもの↓

  • ビザ申請費用の支払い証明
  • パスポートの全ページコピー(表紙・裏表紙、空ページも)
  • デンマーク側での雇用契約(給与・役職含む)
  • 現地雇用に求められる学歴証明

↓私の”Accompanying family member”の申請に必要だったもの↓

  • ビザ申請費用の支払い証明
  • パスポートの全ページコピー(表紙・裏表紙、空ページも)
  • 英訳された結婚証明書*(日本には婚姻届受理証明書というものがありますが、戸籍謄本による証明が一般的です。)
  • etc.

*尚、公的機関で発行された証明書であっても、英訳が求められるもの(この場合は戸籍謄本)は公証役場での認証・外務省による承認(アポスティーユ)が必要になるため専門の方にお願いするとかなり負担が減ります…!時間がかかることもあるのでお早めに。

生体認証登録

ビザの申請手続きの一環で生体認証(Record of Biometrics)の予約・対応が求められます。

ビザ申請日より14日以内に登録を完了させる必要性があり、実際に手続きを行えるタイミングと照らし合わせながらビザの申請をしなければなりません。

ちなみにこちらで登録された顔写真と指紋は、後程送付されるResidence Cardのチップに埋め込まれるようです。個人情報万歳のカードですね・・紛失しないよう、お気を付けを!

登録手続きは日本側でも、現地側でも可能ですが、私は現地側にて対応しています。

(日本側で実施している方が多い印象です!)

日本での場合

在日デンマーク大使館の提携するビザの支援業者ビザ申請センター(VFS)で受け付けており、予約と流れはこちらから確認が可能です。

*VFS Global: https://visa.vfsglobal.com/jpn/ja/dnk/

デンマークでの場合

デンマークSIRI’s Citizen Centreホームページにて直接お住まいのエリアごとの支店にて予約し、当日は予約コードと上記の必要書類を持参が必要。

生体登録手続き自体は、指紋の登録と顔写真の撮影のみであっという間です。

******

私が向かった当日は大雪で電車が遅れ、大遅刻。

(しかも電車はデンマーク語のアナウンスのみで何を言っているのか全然わからなかった…)

デンマークはけっこう時間に厳しく(大遅刻した人が言うことでないのは重々承知です)、実際には順番が回ってきていないけれど、予約コードでの整理券発行ができませんでした・・

その場で直ぐに当日空き枠を探し、運良くすぐの時間を予約し直すことができました。本当によかった…!

デンマークのSIRIでの手続きは大変混んでおり、予約時間があるにもかかわらず呼ばれるまで1時間ほどかかりました。さらにその日は呼び出し番号が表示される掲示板が壊れており、実際とは違う番号が表示されるという大混乱。

大吹雪というデンマークの冬の洗礼をしっかり受け、なんとか手続きを終えられました。

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-私が現地での生体認証登録を選んだ理由-

猫を一緒に連れていく関係上、夫と同じタイミングでの出国を予定。夫のビザが異例の1週間程で発行されたものの、私のビザは間に合いそうになかったため一旦観光として入国することに。日本で生体認証までしてしまうとビザの書類の受け取りが間に合わない可能性があったため、デンマークで直接行うことにしました!

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この記事を書いた人

2023年末より夫と猫とデンマークの首都コペンハーゲンに在住。以前は夫の仕事のためオーストラリアのメルボルンにて数年生活。2025年に第一子を出産予定。デンマークデザイン家具に囲まれたカフェで過ごすのがお気に入り。

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