ここからはデンマーク入国後に行わなければならない手続きについてお伝えしていきます。
入国後すぐにやらなければならない事が多いので、必要書類等はなるべく出国前に準備しておきましょう!
まずはCPR numberとYellow Cardに関する手続きからお伝えします!
- CPR numberとYellow Card ☜今回はココ!
- 銀行口座の開設
- 物件探し(+電気・ガス・水道・Wi-Fiなどの契約)
- 運転免許証の切り替え
- 在留届の提出
CPR numberとは
日本でいうマイナンバーにあたり、ビザを取得して90日以上滞在する外国人もビザ発行と共にCPR numberが付与されます。(※この時点では付与のみで効力は持たないのでご注意を!)
デジタル大国のデンマークでは1967年から導入されており長い歴史があるようです。
CPR numberは何に使われる?
本人認証を必要とするあらゆる場面で使用されます。
政府や病院からの手紙はCPR numberに紐づいた情報を元に専用のアプリを通してデジタルで届きます。また、宅配物の送付・受取情報もCPR を元に割り振られ専用のアプリにて登録されます。
このCPR numberのおかげでデンマークはデジタル先進国として機能しているということですね!
また、CPRを付与されるとMit IDというAPPを使用できるようになります。なにかとMit IDを要求されるため、デンマーク到着後は直ぐにダウンロードすると良いですよ!
Yellow Cardとは
Yellow Cardを所有している住民は、国民でなくとも医療が無料(もしくは一部控除)で受けられるのです。
歯医者等は除くとはいえ、我々一時滞在者まで医療が無料とはなんとも有難い!
私は何度か病院にお世話になっていますが、未だにお金を払わず病院を後にすることに抵抗を隠せません・・笑
【STEP by STEP】CPR numberの有効化とYellow Cardの発行手順
住民登録局に住所を届け出ることにより付与されていたCPR numberを有効化する必要性があります。CPR number自体は、ビザ発行手続きの際の生体認証登録後に付与されますが、この時点では効力を持ちません。
また同時に住所に基づいたかかりつけ医(GP)が割り当てられ、その後Yellow Cardが発行される流れとなります。
STEP by STEP
デンマーク東部のシーランド島(コペンハーゲン等)在住の場合、International House CopenhagenのHPからアポを入れる。
必要書類は予約時にアップロードした記憶なのでデータで用意しておくことをお勧めします!
<必要書類>
- パスポート
- Residence Permit Letter(家族全員分)
- 賃貸契約書(デンマークでの住居証明となるもの)
- 英訳された結婚証明書*(日本には婚姻届受理証明書というものがありますが、戸籍謄本による証明が一般的です。)
- 出生証明書(お子様がいらっしゃる場合)
*公的機関で発行された証明書であっても、英訳が求められるもの(この場合は戸籍謄本)は公証役場での認証・外務省による承認(アポスティーユ)が必要になるため専門の方にお願いするとかなり負担が減ります…!時間がかかることもあるのでお早めに。
→結婚証明書にはビザ申請の際に使用したアポスティーユ付きの戸籍謄本を使用しました。
我々は当時ホテル滞在だったため、居住証明としてホテルの住所・滞在期間・宿泊者名が記載されている滞在証明書(Confirmation of Residence)をホテル側に用意してもらいました。
アポ当日にInternational Houseへ向かい、入口にある発券機で予約番号を入力。
モニターに番号が表示されたら、ブースへ向かって係の方の指示に従います。書類を記入したり、持参した必要書類を提出したり・・
希望のGP(かかりつけ医)を聞かれることもあるようですが、私は一切聞かれませんでした。
私の場合、一時的に滞在していたホテルを居住地として申請したため、そこから近くの病院が担当医となったようです。(※居住地として使用できるかはホテル側への確認必須です!)
その後引越したためGP変更希望の電話を入れましたが、とても機嫌の悪そうなお姉さんに「元々のところも近いでしょ。他の病院は空いていないの。」と断られてしまいました…笑
※ちなみにGPの変更は引越し後の1回は無料とのことです。
大体1~2週間ほどで登録した住所宛に Residence CardとYellow Cardが届きます。
Residence Cardに付いているチップには、ビザ申請の際に登録した顔や指紋が登録されているらしいです…!とんでもない個人情報カードですので、紛失しないようお気を付けを!
住民登録が完了すると一安心ですね。その他の入国後TO DOに関しても別記事でご紹介しておりますので、是非ご覧ください!
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